あらすじ
日本を象徴する江戸時代(末期)が舞台になっている。
主人公は、基本無気力な人間だが締めるところはしっかりと締める男らしい一面もあり、銀髪の天然パーマ(コンプレックス)がトレードマークの20代の侍で万事屋(よろずや)と言う所謂[何でも屋]を本業としている。
ふとした事がきっかけで、眼鏡がトレードマークの生真面目な思春期の男子と出会う。
更には、原付バイクでの人身事故がきっかけとなり、可愛い顔とのかなりのギャップの持ち主であるチャイナ娘と出会う。
そして、トリプルコンビで万事屋を営む事になりユニークなキャラの町人達出会いながら人生を謳歌していく。
そこには、涙あり笑いあり感動ありの様々なストーリーがある。
レビュー
女性(20代)
鍛え上げられた肉体や普段は無気力だが、いざと言う時には木刀一本と超人なパワーで強敵を次々に倒していき、周囲の人々を身を持って守り抜き、最後には笑顔にまでさせる凄さや強さ。
また普段は死んだ魚のような虚ろな目をしているが、垣間見えるSっ気とのギャップも女心をくすぐります。
そして何よりも、人として侍として嘘偽りなく真っ直ぐな生き様や、人との絆を大切にする姿勢、更には時折口にする感動的な言葉肉体美胸を打たれます。
その他では着物とジャージと言う何ともユニークな組み合わせでありながら、片側の肩を露出し着物を着崩した斬新な装いが様になっている所です。
まず、数いる登場人物の一度見たら忘れない程のユニーク過ぎるキャラが見ている者を飽きさせません。
それから美女やイケメンが多くビジュアルだけに限らず、声に特徴があり其々のキャラやビジュアルに良くハマっいるので違和感がありません。
登場人物の一人一人の声の幅が広く、中でも低音ヴォイスは男女問わず胸キュン必死でしょう。
癒し効果も得られます。
他では無いような、放送出来るギリギリラインの数々の絶妙なギャグは現代にはより一層の新鮮味があります。
また、ボケやツッコミの絶妙なバランスもあるのでリズム感があります。
その他にも江戸時代と現代とが絶妙に混合されているので、いつ見ても誰が見てもあまり古さを感じずに楽しめるでしょう。
本来の人間のあるべき姿などを再確認でき、自分の人生を生きている者達の背中を押してくれるそんな漫画です。
長きに渡り、老若男女問わず愛され続けている事に納得がいきます。
おすすめのシーンを選べないくらい、一話一話に必ず涙や笑いや感動出来るシーンが盛り込まれています。
主にクスッと笑いたい時や感動泣きをしてスッキリしたい時、人間にしかない温もりを感じたい時にお勧めです。
「こんな世界もあるんだ!」と思える一つのきっかけになるでしょう。
それからストレス社会と言われていたり何かと細かなルールにばかり縛られ過ぎてしまっている現代だからこそ、見失いがちな人と人との繋がりや人の大切さや人である事の喜びなども再確認出来る一つのきっかけにもなると思います。
また人だけに限らず様々な生き物との共存も描かれているので、人間以外の生き物の愛おしさや尊さなども改めて実感出来るでしょう。
それから好みには個人差があるものなので一概には言い切れませんが、一つとして被る事なくユニーク且つ素敵な登場人物が数多くいるので、俗に言う「良い男・良い女」の判断基準の一つにもなるでしょうから、様々な形で別れを経験された方の新たな出会いへの良いきっかけになるでしょう。
そして、当たり前にある日常が実は決して当たり前なんかではなく奇跡などの連続によってある事を再確認出来たり、十人十色と言う
言葉があるように自分や他人の個性の大切さも改めて気付ける良いきっかけになる事でしょう。
何もかもを一人で背負い込んで暗闇の中でもがき苦しみ八方塞がりになってしまっている方にこそ、是非見て頂きたい漫画だと自信を持ってお勧め出来ます。
現に私もそうだった様に、必ずや希望の光になるでしょう。
この先も、自分と言う人間として生きて行く糧になるそんな素晴らしい漫画だと言っても決して過言ではありません。